2005年07月13日
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長い獄中生活の結果、時代の変化に適応できないミズキ!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のNARUTOの感想。

サブタイトル §

第143話 「走れトントン!お前の鼻が頼りだってばよ」

あらすじ §

 ミズキの逃亡を、シズネ達が追います。

 しかし、彼女らは倒され、助けを求めてトントンが里に戻ります。

 ナルトは、ツナデが止めるのも聞かず、トントンの案内でミズキを追います。

 ミズキは、山奥の馴染みの女のところで休みます。彼女は、もうオロチ丸に関わるなとミズキを止めます。しかし、ミズキはナルトが立派に活躍していると知ると、復讐に理性を失います。

 ナルトは、イルカとパックンに出会います。

 トントンは帰り、ナルト、イルカ、パックンはミズキを追います。

 彼らは途中で倒れたシズネを発見します。彼らはミズキを追いますが、それは罠であり、シズネは変化(へんげ)したミズキでした。

 イルカとミズキは戦いになり、ナルトは風神、雷神と戦いになります。しかし、ナルトの攻撃は風神、雷神に通じません。

感想 §

 いってしまった人に見えたミズキが、馴染みの女のところではまっとうな人間のように振る舞います。

 彼が抱えた苦悩は、ある種の大人の苦悩です。

 しかし、かつてナルトによって与えられた衝撃は、ミズキの心に大きな傷を残したのでしょう。彼の名を聞くと、もはや平静ではいられません。そこが彼の、というよりも、人間の心が持つ限界と言えます。

 そして、その限界を、むしろ人を慈しむ気持ちを持って肯定的に描いているところが、とても良いと思います。けして、ミズキは憎むべき大悪党ではありません。誰でも、彼のような立場に立ちうるのだろうと思います。

 一方で、第1話の主要登場人物であるナルト、イルカ、ミズキが顔を揃えるしゃれた趣向も用意されています。成り行きから行けば、ここはカカシの出番でしょう。しかし、カカシはパックンをイルカに託して自分は別の任務に行きます。単なる成り行きではなく、用意された趣向ですね。

 もう1つ、追跡の担い手が途中からトントンからパックンに交代するところも洒落ていますね。もし、トントンがいれば、ミズキの変化は一発で見破られていたでしょう。

 風神と雷神のキャラクターも面白いですね。多重影分身したナルトの数を数えるために、相棒の指まで使う方法を賢いと言ってみたり。最強ですが、知恵を使って出し抜ける余地があります。

今回の一言 §

 口寄せされたパックンがイルカを若造呼ばわり。

 うーん、確かにイルカ先生は若造かもしれません。

 ナルトの視点から見れば、年長の先生なのですが。